3DCG制作での資料の探し方

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3DCG系の資料は探してもなかなか望んでるようなものが出て来にくいです。ここ数年で3DCGが身近に使えるようになってきたので参考サイトが増えてきましたが、それでも2Dに比べれば微々たるものです。そこで、私が普段している資料収集の仕方を紹介したいと思います。

books

初心者の方なら、まずここから入ることをオススメします。

最近は公式チュートリアルなんかが充実しているソフトも多いですが、ある程度知っている人向けに書かれていることも多いので、最初に読むとわけわからなくて萎えます。
3DCGの考え方から教えてくれるような、3DCG初心者の本から始めることをオススメします。なにより、情報としてまとまっているので、わかりやすいです。

ある程度慣れてきたら、ノウハウ系の本や、何かに特化した本を買って技術を高めていくと面白くなっていきます。

最近では電子書籍版なんかが安価で売られていることが多いので、Born Digialさんの書籍なんかはチェックしてみるといいかもしれません。

本ではないですが、The Gnomon Workshopというプロ向けのワークショップDVDを販売しているサイトもあります。この辺りは本当にプロ向けなので英語資料ですが、クオリティは保障されているので、より高度なことを知りたい方は見てみてもいいかもしれません。

蛇足ですが、3DCG(技術系)のスキルと芸術系のスキルは別物です。
ソフトはツールなので、ある程度使えるようになったら、作りたいもののクオリティに繋がるような本を読むことをオススメします。

例えば、立体造形を作りたい人は美術資料や造形の本、映像を作りたい人は映像やカメラの本、アニメーションを作りたい人はアニメーションの本などです。

Googleでの検索

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基本中の基本ですが、Google等の検索サイトでの検索です。
制作中に気になった事や、モデリングやアニメーションの参考資料、ツールの使い方なんかを検索します。

本などを読むことも勿論参考になるのですが、3DCGソフトの進化は年々進んでいるので、ソフトのことを調べるときなんかはWEB上に置いてあるものの方が新鮮です。

検索ワードのコツとしては、できるだけ具体的に検索した方が望んだものに引っかかりやすいです。
この辺りは他の検索をしている時と一緒です。大体3DCGをやられている方のブログが出てきます。

3DCGならではの検索のコツとしては、「英語」でできるだけ検索すると、沢山でてきます。ただし、英語文献の資料ですが。

というのも、3DCGソフトは基本的に海外製のものが多く、海外の方が頻繁にWEB上でディスカッションや知識共有が行われているので、英語文献の方がいい資料が多いのです。
私もそんなに英語が得意な方ではないので、「英語文献・・・」と億劫になることもあるのですが、3DCGという特性から動画や画像で説明してあることが多いので、意外と単語を拾うだけくらいでも読めたりします。

とりあえず、困ったらググりましょう。

動画サイト

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意外と周りでも意識して探している人が少ないのですが、Googleで引っかからない時はよく動画サイトで検索をかけます。
Youtube、Vimeo、ニコニコ等の登場によって、沢山のチュートリアル動画があります。

ソフトの使い方からメイキングまで、その種類は様々ですが、確かにブログなどを書いて説明するよりは、動画で撮ってしまった方が早いので、動画で上げたくなる気持ちがなんとなくわかります。

これも日本人が説明しているものは少ないですが、英語で検索すれば海外のものが沢山出てきます。 懇切丁寧に順を追って説明くれるので、言ってることがわからなくても、動画を見てれば内容は理解できます。

動画という特性からも、端折ってないので理解しやすく、とてもオススメの検索方法です。

ちなみに、私はよくYoutubeで検索をかけるのですが、今までの経験からサイトの特性を書くと、こんな感じです。

  • Youtube:まずここで検索をかけます。色々な資料がある万能タイプ。各ソフトのYoutubeチャンネルがあったりします。
  • ニコニコ:ほぼ日本語資料。アマチュアの方が多いですが、コンテンツを交えて面白く説明してくれているので、楽しみながら観ることができます。
  • Vimeo:ほぼ英語資料。プロの方がクオリティの高いチュートリアル、参考動画を上げていることが多いです。

SNS

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ここまでは、能動的に調べていくものでしたが、受動的に情報を得ることもあります。 それが、Twitter、facebookなどのSNSです。

私も実際やるまで全然気づかなかったのですが、思っているより頻繁に情報共有がされています。

Twitterであれば、3DCG系のデザイナー、アーティストをフォローすれば、それ系の情報がポンポン飛んできます。
当サイトもそうですが、3DCG系のサイトがTwitterをやっていることがあるので、そういうのもフォローすると、情報が飛んできます。
特にニュース系やコミュニティ系の3DCGサイトをフォローしておくと、色々な情報を拾ってきてくれるのでオススメです。

facebookであれば、3DCGソフトの会社がfacebookページをやっていることが多く、そこでそのソフトに関する最新情報が流れていることがあります。
また、3DCG系のサイトもfacebookページをやっているので、更新情報などが確認しやすいです。

facebookに関しては、”グループ”というコミュニティがあったりするので、3DCG系のグループに所属すれば、混じりっ気の少ない情報が流れてきます。
ログも見やすく、質問や意見交換などもできます。

ソフトの公式もの

公式チュートリアル・リファレンス

説明書を見るのが億劫な人なんかは、「見たくない!」と思うくらい事細かに書かれている公式チュートリアル・リファレンスがソフトには必ずあります。

ついつい「リファレンスで読むの面倒・・・」とネットを漁ってばかりだったのですが、意外と探していることについて書かれていることが多いので、3DCGについて理解してくると、こっちで探した方が早いことがあります。詳細に書かれているので、慣れても肩こるような説明が多いですが。

「そんな機能あったんか!」みたいな発見もあるので、億劫かもしれませんが、見てみることをオススメします。

公式サイト・コミュニティ

CGソフトの公式サイトの方で、公式のチュートリアル動画、コミュニティ、サイトなどを立ち上げていることが多いです。

使っているソフトに特化した情報が見れるので、わかりやすく、具体的に話を進めていくことができます。

3DCG系のコミュニティ・掲示板

掲示板・SNS | 俺CG屋にまとめたような、3DCG系のコミュニティ・掲示板を使えば、作品の発表もできますし、質問・意見交換等もできます。

過去ログを見れば、参考になるものも沢山あります。

ある程度慣れてきたり、作品のテイストによっては海外サイト | 俺CG屋にあるような海外コミュニティに参加した方が、参考になることもあると思います。

生放送

Ustreamなどで制作を生放送している人もいます。

Twitterで「今から生放送します!」的なアナウンスがされることが多いので、3DCG系をやっている人をフォローしていると、制作風景が見れるかもしれません。

Naverでの検索

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Naverで検索すると、”まとめ”や”ブログ”など分類分けして検索をかけることができます。

まとめに関しては上手くまとまってることもあるので、結構オススメです。

ブログ・サイトのリンクを辿ってく

知らず知らずのうちに自然にやってるのが、これです。

ブログとかなら同じテイストのブログをやっている人のリンクを貼っていることが多いので、辿っていくと面白いです。

意外と知らなかった良質なサイトにたどり着くこともありますが、時間に余裕が必要なのと、特に目的もなくブラブラしていることが多いのが欠点です。
ある程度「こんな情報がほしい」と目的を持った上で辿って行った方がいいかもしれないです。

まとめ

色々と参考にするものを挙げましたが、結局は自分でいじって実験・研究したり、公式リファレンスを見ながら考えることが多いです。

全ての探し方で言えることですが、上手い人のデータがダウンロードできるようなものを見つけたら、とりあえずダウンロードしてください。そして、どういうことをやっているのかゴゾゴソ漁ってみてください。色々なヒントが散らばっていると思います。

また、できれば資料を探すだけでなく、作る側に回ると、意識の仕方が変わるので、理解度も上がると思います。

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