3DCG初心者のためのモデリング講座【モデリング方法編】

モデリング

3DCGにおいて、モデリングする方法はいくつかあります。どれを使っても同じような形状は作れるのですが、データの違いや作りやすさが全く違います。機能が搭載されているソフトも変わるので、この辺りを紹介します。

近年のモデリング方法は大きく分けて4つあります。それぞれ紹介していきます。

①ポリゴンモデリング

ポリゴンモデリングはポリゴンという多角形(主に三角形と四角形)の組み合わせで物体を表現する手法です。 最もポピュラーで、映像・ゲームといったジャンルに限れば7、8割はこの手法といっても過言ではないです。

メリット

形がつかみやすく、構造も点・線・面と直観的です。

ほとんどのモデリングソフトが、このポリゴンモデリングに対応しています。なので、ソフト互換が柔軟です。

どのモデリングでも、最終的には大体ポリゴンデータに変換することが多いので、3DCGをやるならまず押さえておきたいモデリング手法です。

サブディビジョンサーフェイスというポリゴンを滑らかにする方法を使えば、カクカクした感じは取れます。

デメリット

「ポリゴンの流れ」や「ポリゴンの構成」等、CGっぽぃ悩みが発生します。

これに関しては、慣れても時々悩まされる問題です。

向いている形状

とりあえず、ほとんどこれで作られています。

数値を使ったこともできますし、有機的な形状も作れます。

ポリゴンモデラーでオススメのソフト

大体のモデリング機能が付いているソフトであればポリゴンモデラーは付いてます。人によって慣れてるソフトが一番使いやすかったりしますが、個人的推薦は以下のソフトです。

  • modo
  • metaseqoia

ただし、セットアップやアニメーションをするとなると、また話が変わってきます。 AutodeskのMayaや3dsMaxなどはヒストリーやレイヤーという機能を使って、モデリング時の数値をアニメーションさせることができます。 この辺が形状を作るだけで終わらない高度なソフトならではというところでしょうか。

他にも理由は色々ありますが、そういうのを考えずに形状を作るだけであれば、基本的な機能はどのソフトにも付いていますし、ソフト間の互換もしやすいです。

②曲面モデリング

曲面モデリングはスプライン曲線、自由曲面、NURBS曲線などの数学的に表される線を組み合わせて物体を表現する手法です。工業デザインや建築デザインなどでよく使われます。

昔はPCのスペックが弱かったので曲面モデリングで作っていたりしましたが、近年のPCの処理能力であれば全く問題ないです。なので、ポリゴンモデリングの補助役として使われることが多いです。

メリット

ポリゴンと違い、少ない情報量で綺麗な曲線がひけるのが大きなメリットです。ポリゴンだと一点一点動かさないといけないのが、カーブを編集すればいいので、制御がしやすいです。円柱状のものなども作りやすいです。

多くの統合ソフトでは曲面モデリングに対応しているので、曲面で作ってそれをポリゴンに変換したりします。

曲線という使い方では、ポリゴンを曲線に沿って並べるといったこともします。

デメリット

曲面だけで人などの複雑な形状をモデリングすることは一般的には困難です。(曲線に慣れていて好んで使う方もいます)

ソフトによって対応している曲線・曲面が違ったりするので、ソフト互換が難しいです。

向いている形状

工業デザインや建築デザインなど、数値精度が必要だったり、カッチリ作りたいタイプ。きれいなカーブ・直線を描きたいモデル。

曲面モデラーでオススメのソフト

  • Rhinoceros
  • Shade

③スカルプトモデリング

スカルプトモデリングは粘土をこねるようにして物体を生成する手法です。一般的にペンタブを使います。

上の動画の方ように1から作ることもできますが、ポリゴンモデリングしたものをベースにして、微妙な凹凸をつけるためによく使われます。

一部のソフトではポリゴンをスカルプトのような感じで動かせるという機能を持ったソフトもあります。(あくまでポリゴンモデリングです。)

メリット

一番アナログに近い手法です。ペンタブの筆圧感知を使ってモデリングしていくので、有機的な形を作るという上では一番CG的なことを考えずに作って行けます。

また、ポリゴンだと到底できないような複雑な形状を簡単に作れます。ゲームなどのディティール出しには欠かせない方法です。

複雑な形状のモデリングなら、一番早くモデリングできるとよく聞きます。

デメリット

割と最近の技術なので、PCのスペックが求められます。(特にメモリ周り)

3D的なモデリングが主なので、設計図・デザイン画等から3Dモデルに起こす場合は不向きです。数値などを使った正確なモデリングも苦手なので、建築などのモデリングには一番向かないタイプです。

モデルの形ができたら、リトポロジというポリゴン化をするのですが、ポリゴン化しないと他のソフトとの互換はほぼできません。

一部の3DCGソフトが、このスカルプトモデリングに対応しています。

向いている形状

人間・クリーチャーなどの有機的でディティールが必要なモデル。

布などのやわらかいもの。

スカルプトモデラーでオススメのソフト

  • ZBrush
  • 3D-Coat
  • Sculptris
  • Mudbox

④その他、特殊な方法

3Dスキャン、景観作成ソフトなどの特殊な方法もあります。

まとめ

データ的にいうと、基本的にはポリゴンで考えます。

それぞれ作り方が違い、向いている形状、編集時のデータも全く違うので、そこだけ意識できていればいいと思います。作りたいものが色々あったらポリゴンモデリングをオススメします。

ソフトに関しては、ぶっちゃけていうと、慣れているソフトが一番です。統合ソフトを買う場合は、モデリング機能だけでなく、総合で選ぶことをオススメします。

主要な3DCGソフトに関しては、3DCGソフトまとめ | 俺CG屋でまとめてあるので、参考にしてみてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP

Twitter