Metasequoia

初心者向けですが、プロも使っているようなソフトです。 モデリングのし易さに定評があり、高価なソフトにあるような複雑な機能はありませんが、必要最低限そろっており、プラグインを導入することでかゆいところにも手が届きます。(ただし、プラグインが使えるのはシェアウェア版のみ) 汎用性に優れており、色々な形式の入出力ができるのも大きな魅力です。

フリーソフトとシェアウェアがあり、フリーソフトでも十分使える機能を持っています。 シェアウェアでも1ライセンスにつき5000円と、3DCGソフトの中では格安の値段です。 モデリングソフト(形状を作るソフト)なので基本的にアニメーションは付けられませんが、keynoteというプラグインや別のソフトと併用することでアニメーションをつけることもできます。

国産ソフトなので、日本語資料が沢山あり、ホビーユースで使っている方が多いので、入門ならばまずこれをオススメします。

対応OS Windows
使用例
関連サイト
WEB資料
関連する本など

ZBrush

スカルプティングのできる3Dソフト。

簡単に言うとブラシでモデリングできます。粘土をいじるような感覚で、彫刻チックなモデリングができます。 よりアナログに近づいた感じですね。

他の3DCGソフトとの相性もいいので、ポリゴンモデリングソフトで簡単なポリゴンで形状を作り、ZBrushで作り込み、他ソフトでレンダリングなんてのをよく見かけます。

対応OS Windows,Mac
使用例
  • 作り込まれたリアルな3Dゲーム(メタルギアソリッド、ファイナルファンタジーなど)
  • 作り込まれたリアルな映画(パイレーツオブカリビアン、アバターなど)
  • フィギュア制作
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MikuMikuDance

ニコニコで有名になったフリーのPV作成用ツール。

初音ミク専用のツールでしたが、キャラクター切り替えもできるようになっています。 使われるモデルはメタセコで作られていることが多いです。 PMDデータというものに変換するらしいのですが、変換の際には少し勉強しないといけないかもしれません。

PV作成用として完成度が高く、VSQファイルを使ったリップシンクや物理演算もできるソフトです。

また、進化のスピードがものすごいツールとしても知られています。 Kinectなんかも使えるみたいです。 これがネットの力(ミクへの愛の力・・・?)と思わせられんばかりに様々な機能が追加されています。

対応OS Windows
使用例
関連サイト
  • VPVP(公式サイト)
WEB資料
関連する本など

POV-Ray

有名なフリーのレンダリングソフト。 プログラミングな雰囲気のソフトです。

シーン記述言語でプログラムするので、とっても数学的なものが作れます。 私は大学の授業でこれ使いました。

メタセコなどで作成したモデルをレンダリングすることもできます。

対応OS Windows,Mac,Linux
関連サイト
WEB資料

Vidro

グローバルイルミネーションが可能なフリーのレンダリングソフト。

GIソフトなので、とってもリアルなレンダリングができます。 リアルなものだけじゃなく、ノンフォトリアリステックなものもできます。

他の色々なソフトで作成したモデルを読み込ませてレンダリングすることができます。

メタセコで作成したモデルをレンダリングしている人をよく見かけます。

対応OS Windows
関連サイト

Shade

国産の3Dソフト。 家電量販店なんかに行くとよく見かけます。

基本的に3DCGに必要な機能(モデリング~アニメーション~レンダリング)は全て入っている統合ソフトです。

ベジェ曲線や自由曲面を得意としています。

ポリゴンモデリングにも対応していますが、他のソフトに比べるとあまり良いものとはいえないです。 アニメーションついてもですが、他のソフトと比べると見劣りするところがあります。 Shadeでアニメーションをしている人をあまり見たことないです。 (最近のShade界隈はあんまり詳しくないので、鵜呑みにしない方がいいかもしれません)

どちらかというと動画より静止画向けな印象があります。 レンダリングは高品質です。

価格は3つバージョンがあります。
Professional版がありますが、少なくとも映像・ゲームのプロの人が使っているのは見たことないです。 どちらかというと建築、工業デザイン系に向いている感じです。

対応OS Windows,Mac
使用例
関連サイト
  • Shade(公式サイト)
WEB資料

Lightwave

プロ向けの3DCGソフト。 一応昔4大3DCGソフトなんて言われていたものの一角でもあります。

基本的に3DCGに必要な機能(モデリング~アニメーション~レンダリング)は全て入っている統合ソフトです。 モデラーとレンダラーという2つのソフトが入っていて、その名の通りモデラーはモデリング専用、レンダラーはモデラーで作ったモデルを配置し、アニメーションやレンダリングのできるソフトです。

このソフトの良いところはコストパフォーマンスです。 統合パッケージでプロ使用にも耐えうる中では安いです。 モデリングのし易さに定評があり、必要十分な機能が備わっています。 アニメーション、レンダリングついても必要十分な機能が備わっています。

ずばりミドルユーザー向けといったソフトです。

ハイエンドソフトに比べて良い意味で機能が少ないので(といっても使いこなすとなると難しい)、操作を覚えやすく、基本的な機能で十分なプロジェクトに採用されることが多いみたいです。 日本での使われ方としては、いかにも3DCGといった超リアルなものよりも、セル調や独特な風合いを持ったものに使われている印象があります。 こういうものはLightwave3Dだけでは終わらず、大体AfterEffectsなどの他のソフトと連携して、特殊な方法を使っていることが多いです。

もちろんリアルなものも作れます。海外ではVFX利用もされています。

対応OS Windows,Mac
使用例
関連サイト
関連する本など

modo

プロ向けの3DCGソフト。他のソフトに比べると最近出てきたソフトです。

基本的に3DCGに必要な機能(モデリング~アニメーション~レンダリング)は全て入っている統合ソフトです。

モデリング、インターフェイスに定評のあるソフトです。
modoはLightwave3Dの初代開発者が係わっているので、直感的な操作感などLightwave3Dの良いところを多く引き継いでいます。 加えてMaya、3dsMax、Softimageなどの操作感もプラスされているような洗練されたソフトです。

多種多様なポリゴンの選択方法、複雑な形状に対するUVの高速展開、リトポロジ、ペインティング、スカルプティングなど、モデリングだけmodoという方も沢山いるほどです。 有機的なキャラクタモデリングから、CADなどが絡む建築・プロダクトモデリングまで柔軟に対応できるソフトです。

後発のソフトのなので、プログラムのコアの部分が最新のもので作られているようで、とにかく高速で軽いというのも特徴の一つです。

ただし、後発な分その他の機能面(キャラクタアニメーションなど)はまだ未熟です。

開発元のluxologyは、The FoundryというVFXや3DCGアニメーションで業界スタンダートとして使われているソフトを開発しているところと合併したので、より他のソフトとの受け渡しもしやすくなると思います。

資料については、本媒体はほとんどありませんが、ネットなどの電子媒体や公式チュートリアル、ヘルプ機能が充実しています。

価格も他の統合型と比べて安めであり、これからが期待できるソフトといえます。

対応OS Windows,Mac
使用例
  • アバター
関連サイト
WEB資料

Blender

フリーで高機能な3DCGソフト。

基本的に3DCGに必要な機能(モデリング~アニメーション~レンダリング)は全て入っている統合ソフトです。

シェアウェアのソフトにも引けを取らない高機能なソフトで、少数ではありますが海外のプロの現場でも使われているみたいです。 ただ、インターフェイスに癖があり、慣れるまでに時間がかかるらしいです。

メタセコのデータをBlenderに移せるので、モデリングはメタセコ、アニメーション~レンダリングはBlenderでやるとフリーで高品質なものが作れるかもしれません。

対応OS Windows,Mac,Linux
使用例
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関連する本など

Maya

ガチプロ向けの3DCGソフト。
一応昔4大3DCGソフトなんて言われていたものの一角であり、現時点でもプロの中で最も使われているソフトの一つです。

基本的に3DCGに必要な機能(モデリング~アニメーション~レンダリング)は全て入っている統合ソフトです。

とりあえず、ものすごい機能とものすごい価格です。

いわゆるその辺にある大作ゲームやら大作映画やらの3D部分は、大体このMayaから作られていると言っても過言ではないです。

ノードベースのソフトで、様々な機能を組み合わせることで、色々なことができます。その分、込み入った事をやろうとすると、仕組みを理解して、頭を使う必要があります。

構造がシンプルで、慣れると使いやすいインタフェースです。ただし、特徴あるインタフェースなので、慣れるまでが大変です。

Autodeskの3つのソフトの中で、大きなプロジェクトで使われているのはMayaが多いです。主に企業内で使われているイメージがあります。
MELやPythonというスクリプト言語によって様々なツールを作ることができるので、そのプロジェクトに合わせたツール開発といったことができます。柔軟性があり、自由度が高く、高度なことができます。ただし、その分「作業量が多い」「仕組みを理解しなくてはいけない」といった事がデメリットといえます。

他の専門的なソフトとも相性が良く、管理機能も充実していて、大人数向けに設計してあります。 もちろん少人数で使えないかというとそういうわけではなく、専門学校などでの学生の作品はMayaが多いですが、機能を使いこなすために覚えることが多いので独学向きではないです。

広く使われているソフトなので資料は結構あります。

対応OS Windows,Mac,Linux
使用例
  • ファイナルファンタジー
  • アバター
  • ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~
  • トロン:レガシー
  • その他沢山
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関連する本など

3ds Max

ガチプロ向けの3DCGソフト。
一応昔4大3DCGソフトなんて言われていたものの一角であり、現時点でもプロの中で最も使われているソフトの一つです。

基本的に3DCGに必要な機能(モデリング~アニメーション~レンダリング)は全て入っている統合ソフトです。

とりあえず、ものすごい機能とものすごい価格です。

Autodeskの3つのソフトの中で、少人数向けで、サクサク作れるのはMaxです。直感的な操作、スピーディな制作、高い生産性を意識して作られています。 使いやすいレイヤー式の構造、多彩なモデリングツール、BipedやCATという強力なキャラクタアニメーションツールなど、機能が充実しています。 3DCGソフトの中では歴史の長いソフトなので、良質なプラグインも豊富なのも特徴です。

3DCG業界ではよく

「Maxは少ない手数でそれなりの絵ができる。」
「なんだかんだでMaxのプラグインが一番きれい。」

などというフレーズをよく耳にします。

これらのことから、割と個人で使っている人が多い気がします。 プロの中でもフリーランスの人はMaxユーザーが多いです。企業内でもプラグイン目当てで使うことがあります。3DCGソフトの中で最もユーザー数が多いのはMaxだとか。 Lightwave3Dなどからさらに高機能なものを使いたい人がこのMaxやSoftimageに乗り換えているのをよく見かけます。

映像、ゲーム業界の他に、建築分野でもよく使われています。 また、プラグインでPencil+やfinalToonというソフトがあり、アニメ調のCGを扱っている現場でもよく使われているソフトです。

広く使われているソフトなので資料も結構あります。

対応OS Windows
使用例
関連サイト
WEB資料
関連する本など

Softimage

ガチプロ向けの3DCGソフト。
一応昔4大3DCGソフトなんて言われていたものの一角でもあります。 MayaやMaxと比べると、プロの使用率は低めです。

昔はSoftimage XSIというソフトで色々なバージョンがあったのですが、Autodeskに買収され、Autodesk Softimageという形になりました。よく「SI」と略されるソフトです。

基本的に3DCGに必要な機能(モデリング~アニメーション~レンダリング)は全て入っている統合ソフトです。

とりあえず、ものすごい機能とものすごい価格です。

Autodeskの3つのソフトの中でも、アニメーション、エフェクト、群衆に定評のあるソフトです。 Softimageを全面的に開発ラインに取り入れている会社にカプコン、スタジオジブリがあることからも、この辺がうかがえると思います。

非破壊の 3D キャラクタリギングツールセット、Face Robotというフェイシャルアニメーションリギングツールセットなど、高度なアニメーションツールが充実しています。 また、ICEというビジュアルプログラミング環境を使えば、比較的簡単に物理演算、群衆などが行えるようになっています。

昔XSI時代に商用不可・劣化の無料版があったことや様々なバージョンによる価格帯があったため、Mayaなどに比べると個人ユーザーが多いです。 Lightwave3Dなどからさらに高機能なものを使いたい人がMaxやこのSoftimageに乗り換えているのをよく見かけます。

現在では、Mayaや3ds Maxから、さらにパイプラインを拡張するためのソフトという位置づけですが、普通に単体でも高度なソフトです。 人によっては、「SIのモデリング機能が一番直観的」という方もいます。

ただし、他のソフトと比べると資料が圧倒的に少ないです。 上記のとおり、プロの中でも使っている人が少ないくらいのツールなので、日本語の本は数えるくらいしかありません。

対応OS Windows
使用例
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WEB資料
関連する本など

CINEMA 4D

プロ向けの3DCGソフト。グラフィック性の高いCGの制作によく使われるソフトです。

基本的に3DCGに必要な機能(モデリング~アニメーション~レンダリング)は全て入っている統合ソフトです。よく「C4D」と略されます。

AfterEffectsなどのコンポジットソフトとの連携が充実しており、モーショングラフィックやグラフィックデザインなどを得意としています。 また、フォトリアルな表現のための機能も充実しています。

キャラクターアニメーションもできるようなのですが、あまり使っているところを見たことがないです。

よく「モーショングラフィックならCINEMA 4DとAfterEffectsが最強」と聞きます。

価格は4つバージョンがあります。

  • Prime:CINEMA 4D本体のみで、グラフィックデザインなど基本的な機能で十分な人向け
  • Broadcast:映像、モーショングラフィックス向け
  • Visualize:建築・機械・プロダクト向け
  • Studio:全ての機能を搭載した最上位グレード

資料については、本媒体はほとんどありませんが、ネットなどの電子媒体や公式チュートリアルが結構あるようです。

対応OS Windows,Mac
使用例
  • モーショングラフィックス
  • グラフィックデザイン
  • 建築・プロダクトデザイン
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